とうとう梅雨入り、ジメジメと湿度が高くて体調を崩されている方も多いかもしれませんね。
今日のコラムは、最近多く見られる、お子さんの「便秘」についてです。
そもそも、便秘は便がたまったり便が出にくいことを言います。
なかでも治療が必要なときは特に「便秘症」と言われます。
便秘症では、下記のような症状が見られるようです。
- 1-2歳の子が、部屋の隅っこで、足をクロスしてお尻を締めるようなポーズで顔を真っ赤にしてうんちする。
- 2-3歳の子が3-4日に1回、カチカチコロコロの小指ほどの大きさのうんちを5-6個顔を真っ赤にして出す。
- 腹痛を繰り返す。
- びっくりするくらい大きな硬い便をする。
- 裂肛、吐き気や嘔吐がある。
- ゲップや口臭がする。
- 集中力の低下やおねしょ(夜尿)が見られる。
このように、便秘症の症状はお子さんによってさまざま。
では、どのように便秘症を改善していくか、ということについては、規則ただしい生活習慣、バランスの取れた食習慣、排便習慣が基本になります。

クリニックではその第一歩として、浣腸や坐薬を使って出口を塞いでいる便を出したり、腸を刺激するお薬や便の硬さの調節をするお薬を年齢に応じてお出ししたりしています。
大人も子どもも、すっきりと排便できないと、ストレスが溜まってしまいますよね。
当院では診察や腹部X線検査によって詳しくお子さんの症状を見ていきますので、少しでも当てはまる症状があればお気軽にご相談くださいね。
参考)